皆さんこんにちは。茨城県内の外構工事・土木工事を承っている株式会社河原井です。弊社は戸建て住宅の外構工事や土木工事、公共工事など幅広い施工が可能で、理想の住まいと安全な環境をご提供いたします。
茨城県は首都圏へのアクセスが良く、物流や観光の拠点としても重要な役割を担うエリアです。常磐自動車道や国道6号、国道51号など、県内を南北に縦断する道路は日々多くの車両が行き交い、地域経済を支えています。
しかし、道路は時間の経過とともに老朽化し、ひび割れやわだち、陥没などのトラブルが発生しやすくなります。近年は気候変動やゲリラ豪雨の増加によって道路の損傷リスクも高まっているため、より耐久性の高い道路整備が求められるようになってきました。
この記事では、茨城県における道路の現状と今後予想されるトラブル、強靭な道路を作るために必要な技術や工法について解説します。さらに、地域密着で道路工事を手掛ける株式会社河原井の強みもご紹介しますので、茨城県で道路整備・補修をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
■茨城県内における道路の現状
茨城県は全国的にみても面積が広く、県内総延長は約25,000kmと非常に長い道路網を有しています。都市部では渋滞が慢性化し、農村部では幅員の狭い道路が生活道路として使われている場合が多いのが現状です。また、県内には沿岸部や低地が多く、高潮や豪雨による冠水被害が発生しやすいという特徴もあります。
◆現状の課題
茨城県内の道路の主な課題は、以下の4つです。
1. 幹線道路の老朽化と交通量の多さ
常磐自動車道や国道6号、国道51号などの大型車両の通行が多い幹線道路では、とくに舗装の摩耗やわだち掘れが進行しやすいです。また、物流拠点や工業地帯周辺では、路面にひび割れや段差が生じやすいため、走行の安全性が課題になっています。
2. 農村部・丘陵部の脆弱な路盤
農村部や丘陵部は生活道路の幅員が狭い場所が多く、路肩の崩壊や水はけ不良が起きやすいのが課題です。未舗装区間や簡易舗装区間が残る地域もあり、大雨時にぬかるみや通行止めが発生するケースも多いです。
3. 気候変動によるリスク増大
ゲリラ豪雨や台風の頻発により、冠水や側溝のあふれが増加しています。集水桝や排水路の容量不足が問題となる場所も多く、路盤の流失やアスファルト下部の空洞化への対策が課題となっています。
4. 維持管理の難しさ
茨城県内の道路延長は約25,000kmと長く、県や市町村だけでの維持管理が困難な状況です。人手不足や予算制約によって点検頻度が減少すると、小さな損傷の見落としによるリスクが増加してしまいます。
◆予測されるトラブルと早期対策
茨城県内の道路の現状から予測されるトラブルとその対策は、以下の通りです。
わだち・変形の進行
大型車の荷重集中によって舗装の塑性変形が進むと、走行安全性の低下につながります。早期に変形部を補修し、厚層舗装で耐久性を高める必要があります。
ひび割れからの内部侵食
表層のひび割れから雨水が浸入すると、路盤の劣化によって陥没やポットホールが発生します。ひび割れが生じたら早期に封止して透水対策をすることが重要です。
排水不良・冠水
側溝やマンホールの目詰まり、勾配の不適切さが重なると冠水が発生するため、定期的に点検を実施することが求められます。また、河川・側溝連携による総合的な排水設計も重要です。
冬季の凍結・凍上
冬季に気温が下がって舗装面が凍結すると、剥離や路盤の浮き上がりの原因となります。凍結を防ぐために、凍結対策材の選定や凍結深度を考慮した路盤設計を行うことが重要です。
トラブルを防ぐための早期対策は、「定期点検（視認・測定）」「劣化箇所のランク付け」「優先度に応じた補修実施」の順に行うと効果的です。さらに、ドローンや画像解析を用いた路面診断で広域の劣化を効率的に把握すれば、適切なタイミングでの補修計画が立てやすくなります。
トラブルを放置すると道路の寿命が短くなるのはもちろん、事故や物流の停滞といった二次被害を引き起こすことにもつながります。道路の安全を保つためには、定期的な点検と早期の補修工事が欠かせません。
■強靭な道路を作るために必要な技術と工法
ここでは、トラブルを防ぎ強靭な道路を作るために必要な技術と工法について解説します。
◆強靭な道路を作るために
強靭な道路を作るポイントは、以下の通りです。
・厚層舗装と高耐久アスファルト
幹線道路や荷重の大きい区間には、多層構造で厚みをもたせた舗装と改質アスファルトを採用します。耐摩耗性や耐疲労性に優れた素材を使用することで、わだち掘れや表層剥離の発生を抑制します。
・透水・排水性舗装の採用
ゲリラ豪雨対策としては、路面の冠水を抑える透水性舗装を採用するとよいでしょう。歩道や駐車場では透水性舗装により雨水の地中浸透が促され、都市排水負担の軽減にも寄与します。
・路盤改良（地盤安定化）
軟弱路盤には、セメント系や石灰系固化材を用いた現場改良が効果的です。あるいは、ジオテキスタイルやジオグリッドを用いた補強で支持力を向上させてもよいでしょう。路盤を強化することで、舗装の耐久性を向上させられます。
・部分補修と加熱再生工法
狭い箇所や工場出入口などでは、赤外線や加熱装置で局所的にアスファルトを再生する工法が適しています。交通規制時間を短縮しながら、高品質な補修が可能です。
・環境配慮型資材とリサイクル
使用済みアスファルトのリサイクルや低温合材を採用することで、二酸化炭素排出量を低減できます。資材選定で環境負荷を抑えつつ、経済性を確保することも可能です。
・排水設備の最適化設計
側溝や集水桝の容量計算、浸透構造の併用、流下性能の向上を図る総合的な排水設計で、冠水リスクを低減します。排水設備の最適化設計のためには、流域単位での連携が重要です。
◆施工品質と安全管理
株式会社河原井は、単なる舗装施工ではなく「現場ごとの最適解」を追求します。具体的には、以下のことを徹底しています。
・現地調査の精緻化
地盤照査、交通量・荷重調査、排水状況の現地測定に基づいて、最適な提案を行います。
・最新機械と熟練オペレーター
赤外線再生機や路盤改良用の特殊機材を活用し、品質と効率を両立します。
・安全・環境配慮
交通誘導、騒音・粉塵対策、近隣への事前説明を徹底し、安全や環境に配慮した施工を行います。
・品質保証とアフター点検
施工後の性能確認・定期点検で、長期的な維持管理をサポートします。
・緊急対応体制
冠水や陥没の発生時には、暫定措置と恒久対策をセットで迅速に実施します。
・自治体・地域との連携
道路管理者や地元企業との調整も含めたワンストップ対応が可能です。
◆河原井の施工事例を紹介します。
・施工事例１
参照：施工事例「茨城県 城里町 公共工事 道路舗装工事」より
茨城県城里町で、道路舗装工事と水道工事を実施しました。
・施工事例２
参照：施工事例「茨城県 城里町 道路舗装工事 切削オーバーレイ工法」より
茨城県城里町で、切削オーバーレイ工法を採用した道路舗装工事を実施しました。
■茨城県で道路工事なら株式会社河原井へ
茨城県内の道路は、地域経済を支える大切なインフラとして今後も大切に守っていかなければなりません。舗装の老朽化や気候変動によるトラブルに備えるためには、早めの点検と補修が重要です。株式会社河原井では、最新の工法と豊富な経験をもとに、長持ちする道路を実現します。
茨城で「道路」のことなら、地域に根ざした技術力と実績をもつ株式会社河原井にぜひお任せください。現地調査・お見積もりは無料ですので、まずはお気軽にご連絡ください。
